動かない人の意識と運動指導者の意識

リハビリや機能訓練に携わる職種に就く理学療法士や柔道整復師(以降文章上セラピストとまとめます)の中には医療的知識の他に自身の体験としての運動知識を持っている人が多いです。

そもそもの職種を目指すきっかけとして自身が受けた治療やリハビリが元だったり、競技や運動についての知識収集の中が発端だったりするケースが多いからですね。(作業療法士だと少し違うのかもしれませんが。)

知識と体験、そして勤務として積み上げた経験を元に患者や利用者に対して適した方法を検討し提案するスペシャリストなのです。

が、実際の患者や利用者との間に少しばかり意識の違いがあるケースもあり得るというのは互いに知っておいた方が良いです。(もちろん、ちょっと想像力が働くセラピストであれば問題はありません)

それは、動けない人(動く気にならない人)との意識の乖離です。

動けないのはどうして?

施設や病院や施術所などで提供するリハビリ中は問題は無いのです。
「こうやってみましょう!」
「動きを確認しながら!」

など、患者・利用者の状態を確認しながら進めていくわけです。
そして多くの機会に最後に言う言葉。
「自宅でもこのように動く意識をしてください」
こう言われて実際に実践できる患者や利用者は3割くらいでは無いでしょうか。


特に高齢者はできれば動きたく無いのです。
自ら指示内容を欠かさず行う方向にモチベーションを上げられる人はそう多くありません。

なるべく多く歩くようにしてください。
と言われて歩く習慣をすぐに持てる人は言われずとも動いているのです。

もちろん動きたく無いからやらない、と言う人もいますが、
多くの場合は動くと言う意識自体が頭に入らないのです。
結果、「ああ、言われたけど出来ていないなぁ」と時々ぼーっと考えるのです。

どうすれば良いのか?

ここでどうしてやってくれないのだろう?
と悩んでしまうセラピストもいますが、これは仕方ないことです。

そもそも動くと言うことに対してのスイッチの有無なのですから。
ではどうするのが良いのでしょうか?

個人によって意識への入り方が異なりますし動き方も変わってきますので、
これはズバリこうすれば良いと言う方法があるわけではありません

ある方は庭に花を植えることで水やりや草取りとして運動量が上がる場合もあるでしょう。
また、水をたくさん飲むと言うのもあります。トイレに行く回数が増えるからですね。
場合によっては、素敵なデザインな服を買って格好良く着こなすためには背筋を伸ばさなくてはならないと言うこともあるでしょう。

大切なことはアイデアを出そうと考えることです。