利用者の写真と職員の写真 パンフレットやSNSなど

個別の許可

弊社では毎年パンフレットを改定しています。

サービス内容が大きく変更になるということではなく、
新鮮な雰囲気を保ちたいということでのポリシーのようなものなのですが、
この時に毎回苦労するのが施設内の写真です。
単純に屋内だけど撮影することは可能ですが、それでは実際の雰囲気はわかりませんよね。
ですから提供時間中の様子を撮影したいわけですが、当然利用者の姿が映り込むことになります。

弊社では撮影した写真を使用したい旨、個別に利用者に許可を頂くようにしています。
毎年改定するのはこれも理由で、利用を終了した利用者が写ったパンフレットを長々と使い続けるわけにはいかないというのもあります。

前に物品の写真以外の人物写真をストックフォトなどの無料素材写真だけで作成した年があったのですが
全く臨場感にかけるパンフレットとなり印象に残らないものになってしまいました。
翌年からは再び利用者の許可を頂く形に戻しています。

SNSなどでサービス提供の様子をアップしている事業所も多くありますが、
中には利用者の顔にモザイクをかけたりスタンプで隠したりと加工をしているケースも多いようです。
個人的には無理やり隠す方が失礼では?という気もするので弊社ではそのような写真は極力使わないように職員間で共有していますが、個別に許可を取るかどうかということですね。

肖像権について

弊社もそうですが、各事業者は契約時などにプライバシー条項の同意書を取っています。
その中で肖像権に触れ確認をしているという場合もあるでしょう。
肖像権について少し調べたことがあります。
個別に利用者を撮影したスナップ写真に関しては肖像権が適用されますが、
そのスナップ写真の背後に写り込んでしまった人物については肖像権の適用は微妙な場合もあるようです。
テレビのニュース映像などでたまたま写った人については肖像権の侵害が問われないということと同義の判断になる可能性があるとのことです。

肖像権の侵害になる可能性が高いケース
・被写体を特定できる
・被写体をメインとして撮影されたもの
・拡散される可能性が高い

肖像権の侵害になる可能性が低いケース
・被写体を特定できない
・被写体本人に許可をもらっている
・場所が撮影されることを予測できる

しかし当たり前ですが、わざわざトラブルの種を事業所内で放置するのは問題です。
個別の可能性を一々考えるのではなく事前に許可を得ておいたほうが問題はないはずです。
弊社では逆に「モデル募集」と称して撮影させてくれる方を求めるという試みもしています

入居系の施設で利用者の居室内(いわゆる生活の様子)を撮影した場合はプライバシー権の侵害になります

職員の写真に関して

職員の写真に関しても同様です。
人物が特定できる形で撮影された写真に関しては個別に許可を得る必要があります。
現在までに弊社は未導入ですが、入職時に写真の使用についての同意書を得ている事業所もあるのではないでしょうか?

弊社の場合、職員の顔写真などを職員紹介や求人広告などで使いたいのですが、
特に女性職員では恥ずかしいなどの理由で拒否反応を示されることが多く、
ちょっと困っていたので、少し前に職員の似顔絵イラストを全員分発注しまして
パンフレットや広告などに使用しています。
こちらに関しては職員からも好評です。

参考

肖像権
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/肖像権