私が体感として感じた「認知症が進みやすい人進みにくい人」

利用者と話をしていて皆さんが一番怖いと感じているのが認知症の進行
自分がわからなくなってしまうことが一番怖いと、口々におっしゃいます。

弊社では運動を重視したサービス提供を行なっていますが、3年ほど前から脳トレに関してもサービス内容を強化するようにして、シナプソロジー の法人会員になったり最近では昭島店ではおとなの学校メソッドを導入して毎回授業形態の脳トレも行なっています。

皆さん、「こんなの難しいよ、疲れちゃうよ」と言いながらも笑いながら参加されています。
人は誰しも歳をとって、それに伴って身体機能や認知判断能力などは徐々に低下します。これは仕方のないことですが、それを少しでも遅らせることができるようにしたいというのが弊社のコンセプトの一つです。

身体機能に関しては日常的な運動量の減少、つまり動かないことが低下の大きな要因であるということは想像に難くありません。動きたいという気持ちがあっても怪我や病気などで動けないというケースもあるでしょう。意欲があっても身体が対応出来ないというのは悲しいことですが、様々な工夫をすることでそのような状態でも最低限の運動を行なって運動量を作ろうと努めている方もおられます。

さて、それでは認知判断能力の低下はどうでしょうか?
「記憶障害」「失語」「失行」「失認」「遂行機能障害」というのが症状としてあげられていますが、要員としては加齢(老化)、(アルツハイマーや脳疾患、その他様々な内科疾患や精神疾患などの病気があげられます。またそれらの治療に用いられる薬の影響が指摘されることもあります。

というのが一般的に言われる認知機能低下の要因ですが、認知機能が低下しやすい人としにくい人がいるように感じられます。もちろん第一要因は体質的なことであるのは間違いはありませんが、何十人、何百人、何千人の方と接しているうちに、症状が進行しやすい方のタイプがあるような気がしています。

これはしっかり研究してエビデンスを取っているという話ではなく、あくまでも私の体感的な感想です。

・好奇心が薄い人
・ルーティン的な生活だけになっている人

なーんだ、それはそうでしょう?

と言われそうですが、「好奇心」って何だと思いますか?

特定分野に深い造詣をお持ちで歳を経てからでも時折そのご経験を生かす場面をお持ちの方であっても認知症状が進んだ方を知っています。お料理が大好きで積極的にご自宅でお料理を続けてご家族に喜ばれていたという方もいらっしゃいました。大変な読書家で毎週何冊も本を読んでいたという方も。

さて、これらの方に共通すると私が考えるのは

「特定の事への興味とそうでないものへの興味の差」です。まず最初の方ですが、その得意ジャンル以外のものへの興味はなかったそうです。料理好きだった方は積極的に新しいメニューに取り組まれることはなく、得意料理を順番に作っていたとのこと。そして読書家の方は決まった傾向の本以外は読まなかったとのことです。

つまり、新しい事柄に対しての刺激が薄かったと思います。
ルーティン的な生活だけになっている人というのも、まさにこれに当てはまります。

例えば最新ニュースに触れた際に、分らなかったことについて人に尋ねたり自分で調べたりするような方。常に新しい趣味の制作に取り組んで新作を作り続けている方、カラオケ好きで持ち歌を増やそうと新曲に取り組むことが大好きという方。これらの方は維持していらっしゃいます。

頭を使えばそれで良いということではなくて、頭の使い方の問題ではないかと思うのです。

 

 

柔道整復師(厚生労働省認定国家資格) 
機能訓練指導員・生活相談員
施設運営コンサルタント
日本通所ケア研究会認定 リハビリケア専門士 
シナプソロジー認定コーポレートインストラクター
株式会社ココラッセ 代表取締役 渡邉賢司

一号店のデイサービス ここらっせを2011年に開設。高齢者向けの運動・脳トレの各種講習会を開催。
新たなサービスやアクティビティの情報収集を常に欠かさず、時に日本全国の施設や企業へ視察を行い、
施設内で提供できるサービスの新鮮化に取り組んでいる。また、残業の発生しない効率的な業務改善や
助成金や補助金を導入した画期的な施設運営の実施。中でも中小企業庁の経営革新計画の認定を受ける他、オリジナル
マスコットキャラクターを導入するなど従来の一風変わった広報戦略について業界紙や一般紙からの取材も受ける。
他法人の都内事業所はもとより九州や東北地方などからも事業所の運営についてアドバイスを求められるている。

にほんブログ村 介護ブログへ